早稲田 38-0 立命館
トーナメントですから、まずは勝ったことはよしとします。けれども、今後を考えるとなんだか不安を煽られる試合でした。心配な点が多々見えます。特に後半はこのまま終わったらどうしようかという内容でした。有田選手、中田選手、村田選手、田邉選手と主力の不在はあまりにも大きいです。彼らはいつ頃戻ってこられるのでしょうか。今日の出来では勝ち進むのは難しいように感じました。
唯一の救いは最後の早田主将のトライです。四年生で唯一、一年生の時から赤黒を着ているわけで、その力は誰もが認めるところですが、年を経るごとに堅実になっていき今季は主将としての責任感からかそれが顕著でやきもきしています。ボールを持ってもほとんど外に勝負せず、内に切り込む姿は、安易にボールを失わず確実に継続しようとする意図は感じられます。確かに二三人は抜いて確実にゲインしますし、WTBの選手にありがちなせっかく大幅にゲインしても捕まるとボールを出せないということもなく、安心感はあります。けれどもやはりWTBはトライを獲ることが仕事です。多少の危険を冒しても、もっと仕掛けてもいいと思います。折角力は持っているのですから。今日のトライがExplosionのきっかけになってくれるといいなあと思います。これから相当に厳しい闘いになると思いますが、そんな中で苦境を救うトライを決めてくれる、そんな姿を夢想しています。
早稲田大学ラグビー蹴球部
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