サントリーサンゴリアスvsクボタスピアーズ

サントリーサンゴリアス36-25クボタスピアーズ (秩父宮)

正直なところ少し舐めていました。実際、前半は調子よくトライを重ね、このまま一方的な試合になるような雰囲気もありました。

22-3の場面でクボタがPGを選択したときは、トライを獲るのは難しいと感じているんだろうと思い、そこにも力の差を見ました。しかし、それは誤りでした。僕は寡聞にして知りませんでしたが、ドゥーラムという恐ろしい選手がいたのです。敵陣で得たペナルティーは全てショットを選択し、その悉くを沈めていました。50m程度は完全に彼の射程圏内です。トライは1つしか与えていないのに、じりじりと追い上げられ気がつくと29-25と4点差まで迫られました。前半の終わりに2連続でPGを決められた後のリスタートで、曽我部選手がこれがクボタのペースだぞというようなことを叫んでいたのを聞いて、チームとして相当警戒していたんだということを知りました。逆にクボタの選手はこの武器があるゆえに点差が開いても気持ちを切らさず、激しくプレーしていたように思います。

後半30分、29-24、もしかしたらという思いも頭によぎる中でサンゴリアスは敵陣深くに攻め入りペナルティーを得ます。ゴール正面だったのであるいはショットもあり得るかも考えつつも、ラインアウトは完全に制圧していたのでタッチへ蹴るだろうなと思っていると、なんとスクラムを選択です。確かにスクラムも圧倒していましたので合理的な判断ですが、勝負どころでの選択にスクラムに強いこだわりを持つサンゴリアスの気持ちを感じました。その大事なスクラムをしっかり制御し、そこから成田選手が抜け出し見事トライ、これには痺れました。これで勝負ありです。

この試合は、勝利ももちろん嬉しいのですが、なんといっても僕が大の贔屓にしている曽我部選手の雄姿を堪能できて大満足です。長く速いパスは健在で、伸び伸びとバックスラインを操っていました。トライにつながったハイパントやラン(田中選手のバックフリップパスはお見事!)もありましたし、裏へのキックも効果的に使い分けて、上手く試合を作っていたと思います。この調子でどんどん活躍してほしいです。

競技場外では、有賀選手と佐々木選手を見かけました。有賀選手はもう松葉杖なしで普通に歩いていました。佐々木選手は早稲田の後輩でNEC所属の権丈選手、臼井選手等に囲まれてなにか話していました。二人ともそんなところで見たくはないのですが、仕方がありません。焦らずにしっかりと怪我を治して、またピッチの上で元気な姿を見せてください。ALIVE!

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