決勝らしく堅い試合となりましたが、見事三洋を破り、トップリーグ覇者となりました。三洋の怒涛の攻撃には、いつトライをとられるかとはらはらしながら見守っていましたが、集中した守りで、1トライに抑えました
今日は個々のタックルが良かったと思います。攻撃面では、相手ラインアウトのミスにしっかり反応し、そこから、一気にトライまでもっていった竹本選手、そして、周到に準備していたであろう会心のサインプレーが決まり、鮮やかに相手DF網を切り裂いた小野澤選手、どちらも素晴らしいトライでした。最後まで気を抜けない張り詰めた展開でしたが、選手は80分間集中していたと思います。いつもにもまして激しく、強く見えました。優勝おめでとうございます。
余談ですが、試合開始直前、ウォーターボーイとしてフィールドの脇にいた曽我部選手に佐々木選手が歩み寄り、拳をぶつけあっていました。啓光学園、早稲田、サンゴリアスとずっと一緒です。二人の信頼関係みたいなものが感じられて、微笑ましい光景でした。やったるで、たのんましたよ、みたいな会話を交わしていたのでしょうか。その時の佐々木選手の表情がとてもよく、今日は勝てるぞと思ったのです。
曽我部選手も本来はそこではなく、フィールドに立っているべき選手だと思います。怪我もあり、出場機会は殆どありませんでしたが、来季は是非レギュラーを勝ち取ってほしいものです。