銀座松屋で開催されている「小堀遠州 美の出会い展」に行ってきました。人が多すぎたのには閉口しましたが、格好良い物を沢山見られました。
私はお茶の心得は全く無いのですが、あの徹底した美感にはわからないなりに引き込まれます。ある一つの完成した世界があります。
お茶といえば侘び寂びをまず思い浮かべますが、この遠州はそれとは異なる世界を作り出したそうです。確かになんとなく感じが違います。現代のすっきりと単純化された意匠に近いようにも見えました。
遠州が好んだという古い道具の展示が主で、それは勿論よかったのですが、当代家元が造ったというプラチナ箔を張り巡らせた茶室が見事でした。鋭い雰囲気でとてもよかったです。