令和の典拠

梅花の歌三十二種并に序
天平二年正月十三日帥の老の宅に萃まるは宴會を申ぶるなり時に初春の令き月氣淑く風和み梅は鏡の前の粉を披き蘭は珮の後の香を薫らす加以曙の嶺に雲移りては松蘿を掛けて蓋を傾け夕の岫に霧結びは鳥穀に封めらえて林に迷ふ庭には新しき蝶舞ひ空には故つ鴈歸るここに天を蓋にし地を座にし膝を促け觴を飛ばす言を一室の裏に忘れ衿を煙霞の外に開き淡然として自ら放に快然として自ら足りぬ若し翰苑にあらずは何を以ちてか情を攄べむ詩に落梅の篇を紀せり古と今とそれ何ぞ異ならむ宜く園の梅を賦みて聊か短詠を成すべし

『万葉集 巻五』

「初春の令き月氣淑く風和み」から令和ですね。

ちなみにChatGPTに「令和の典拠 万葉集」と入れると、次のような文章が生成されました。

「令和」は、2019年に新しい昭和から始まる元号に変更されました。「令和」という言葉は、古代日本の文学作品である「万葉集」から由来しています。「万葉集」は、8世紀に成立した日本の古代歌集で、多くの歌が収められています。「令和」という言葉は、「万葉集」に登場する歌の中に出てきます。

ほぼ修正の必要がありませんね。恐るべしChatGPT。