令和元年度旧七夕会池坊全国華道展の出瓶作品です。大きい席を与えていただくようになって三度目の旧七夕会です。ようやく少し気に入ったものができました。
この夏に亡くなった一番仲の良かった友人に捧げた花です。彼女は常に笑顔を絶やさず、誰にも分け隔て無く接してくれる方でした。僕はずいぶん彼女に救われました。甘えてきた分、今でも彼女の不在は大きくのしかかっています。彼女が僕にたくさんのことを与えてくれたように、僕もいつか誰かに何かを与えられる人間になりたいと思います。
作品のキャプションには次のように書きました。
あなたにもらったたくさんの物をいつか誰かに手渡せるように
光を求め歩き続ける君の情熱がいつの日か
『光芒』B’z
誰かにとっての光となるでしょう
誰かにとっての兆しとなるでしょう