「リポビタンDチャレンジカップ2014」第1戦 日本代表対サモア代表

日本代表 33 – 14 サモア代表

快勝です。こんなに強いジャパンは初めて見たような気がします。あのサモア相手に接点で全くあたり負けしていませんでした。 スクラムも圧勝です。

BK陣も切れがあって、ボールを持つと何か起きるのではないかとワクワクさせてくれました。強いFWに支えられ躍動していました。

後半やや失速した事や、ペナルティーが多いのが気になりますが、本当に楽しい試合でした。確実に前進しています。来年のワールドカップが楽しみです。

五郎丸選手、学生時代から代表に選ばれ将来を期待されながら、その後JK監督時代は代表に全く縁がありませんでした。初キャップから今までに2回ワールドカップがありましたが、いずれも代表には選ばれず、このままもう代表復帰はないのかなあと半ばあきらめかけていましたが、本人は着々と牙を研いでいたのですね。エディー監督になってからはFB不動のレギュラーとして定着、いつのまにかキャップ対象試合の通算得点が歴代1位という大記録を打ち立てました。

この試合でも、全てのコンバージョンを成功させました。もちろんフィールドプレーでも大活躍。力強い突進で何度もゲインを獲得していました、ボールが手に付かない様子でノックオンを連発していたのはご愛嬌です。

山田選手、彼も学生時代は派手なプレーで騒がれましたが、なかなか代表まではたどり着けず、ようやく最近代表に定着しつつあります。やはり彼がボールを持つと何かやってくれるのではという期待を持たせてくれる選手です。華がありますね。

立川選手、天理大学時代からとても良い選手だなと見ていましたが、卒業後すぐに代表入り、すぐに不動のレギュラーとして定着です。最近は12番をやる事も多いようですが、10番いいですよ。自分でも行けるので、パスを放るにしてもぐっと前に出て相手に接近してから出せるというのが強みだと思います。キックも蹴れますし判断も良いと思います。なにより気持ちが強く、BKラインを前へ推進させる力を持ったSOだと思います。

松嶋選手、プレーを見たのは花園以来ですが、代表レベルでも十分すぎるほど通用していました。スピードはもちろんですが、あの小さな体からは考えられない体の強さがありますね。いかにもパワフルなサモアの選手にも全くひけをとっていませんでした。

大野選手、歴代最多キャップ更新です。このまま試合に出続ければ来年のワールドカップで100キャップ達成も見えてくるようです。もう大ベテランですが、チームの支柱です。JK監督時代には一時期レギュラーから外されかけましたが、結局ワールドカップ本番では獅子奮迅の働き、頼りになる男です。

藤田選手、今日も2トライ、素晴らしい。代表入り早々に怪我で1年ほどを棒にふりましたがしっかり復活しました。DFなど課題も山積みでしょうが、これからもスクスク伸びて行ってください。