謹賀新年

立花正風体 竹、水仙、ばら、ポインセチア、松、若松、木瓜、寒菊
立花正風体
竹、水仙、ばら、ポインセチア、松、若松、木瓜、寒菊

あけましておめでとうございます。皆様にとって今年1年が竹のように健やかな年となりますよう願って立てました。本年もどうぞよろしくお願いします。

型の中で遊ぶ

立花正風体 竹著莪、水仙、つるうめもどき、シーグレープ、寒菊、著莪、檜
立花正風体
竹著莪、水仙、つるうめもどき、シーグレープ、寒菊、著莪、檜

古川特命教授の立花ゼミで勉強した作品です。

立花正風体という型のある生け方です。型はその通りにやることで安定した美を生み出してくれる大変ありがたい存在です。一方で、型通りでは面白みのない花になります。型の中でどれだけ遊んで、魅力ある花にできるかを模索しています。これは割と気に入った作品です。

弾むつるうめもどき

立花正風体 つるうめもどき、燕子花、オクロレウカ、ポトス
立花正風体
つるうめもどき、燕子花、オクロレウカ、ポトス

秋野先生の古典立花研究室で立てた花です。中村亮一先生のデッサンを参考にしています。つるうめの動きが美しいですね。池坊会館の1階ロビーに飾っていただきました。

立花正風体 モンステラ、錦木、つるうめもどき、サンダーソニア、小菊、琵琶、若松

立花正風体 モンステラ、錦木、つるうめもどき、サンダーソニア、小菊、琵琶、若松
立花正風体
モンステラ、錦木、つるうめもどき、サンダーソニア、小菊、琵琶、若松

仄かに色づいたモンステラを真に立調しました。青々とした葉や真っ赤に紅葉した葉をつけた錦木に惹かれ、昇り胴下段大遣いの扱いにしています。昇り胴と言うのは、中心部を目立たないようにして、外側の枝を引き立てるというのが通常の考え方ですが、作品が小型化した現在、ここを一つの見せ場と考えることもいいのかと思い試みました。控えに大きく張り出した錦木に対して、見越しのつるうめもどきを思い切り働かせて釣合を取っています。見越しによってできた大らかな陰方の空間にひっそりと咲くサンダーソニアも可愛らしく入ったのではないでしょうか。

様々な姿を持つ植物を取り合わせて、それを一瓶の内に調和させるというのが立花の大切な考え方です。今作ではそれが上手くいったような気がします。楽しく立てられました。