『輝く日の宮』から

丸谷才一さんの『輝く日の宮』というお話の中から愉快な場面を紹介します。とっても面白いのでぜひ読んでみてください。

ほら、ゐるぢやないですか、代議士で政策論となるとからつきし口が出せないのに、議事手続きとなると張り切つてペラペラまくし立てる奴

『輝く日の宮』

あの蝉はニイニイ蝉かミンミン蝉かという論争があるさうですが、―

『輝く日の宮』

彼の専門は浄瑠璃と歌舞伎。近松についての本が一冊、丸本歌舞伎についての本が一冊ある。ちよつといい男だが、極端に禿げあがつてゐて、わづかに残る髪を簾状に用ゐてごまかしてゐる(つもりである)。松竹に紹介してもらひ、鬘を作ればいいのにといふのは、学会ではもう陳腐な冗談。

『輝く日の宮』

私の駄目な

山口瞳さんの『私の駄目な』と題されたお話に、いけばなのことが書かれていました。その部分をちょっと引用してみましょう。

私にとって不得手なものはいくらでもあるが、そのなかのひとつが 活花 いけばなである。これは、どうにもならない。やさしそうでいて、実にむずかしい。 活花といったって、水盤に剣山を置いて、といった本式のものではない。そんなものをやる気はない。私のは投げいれである。あるいは一輪挿しである。庭から椿なら椿を取ってきて、壺や徳利や籠にいける。または、花屋からバラなんかを買ってきて花器にいける。これがどうにもならない。まことに不様である。もしそれが正月の花であったりすると、はじめからどうしていいかわからない。 実際は、簡単なことなのだ。たとえば、ムラサキシキブを取ってくる。それを瓶にさす。それだけのことだ。それだけのことであるけど、私がやるとサマにならない。そうかといって、活花の稽古をするという気にはならない。

『私の駄目な』

この文章の趣旨とは逸れますが、僕の好きな作家が日常的に花を愛でていた(しかも自分でいけていた!)ことを知って、つい頬が緩みました。外の作品からも、花への思い入れの深さが伺い知れ、いい気持ちになりました。

終わり

早稲田 26-28 関東学院

よく戦いましたが、力及ばず敗れました。ファンとしてはとても残念ですが、一番悔しいのは本人達です。だからこういう時には何も言えなくなってしまいます。山下組のみなさん、1年間お疲れ様でした。

早稲田大学ラグビー蹴球部
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早明戦

早稲田 18-16 明治

後半の修正は見事。FWが劣勢と見るや自陣から回すのをやめ、キックでの陣取り主体に切り替えました。そして、それを信じてやりきりました。ここ数年、強かった時代を引きずり相手に合わせてラグビーを変えるということができなかった早稲田がやっと本当の挑戦者になれたような気がします。

印象に残ったプレーをひとつ。スペースがある状態でボールを貰ったら何人たりも止めることはできない、これが僕の考えるWTBの定義です。それを体現した原田選手。最後のショットも沈め、大手柄です。

この後半の感触を忘れなければ、最大の難敵帝京にも勝てる芽があると思います。他のチーム相手にも、自分たちの強みをぶつけることは勿論ですが、相手の特徴も踏まえたうえで臨んでほしいですね。早慶戦、早明戦を経て早稲田は強くなるのです。選手権に期待しています。久しぶりの荒ぶるが聞きたい。

早稲田大学ラグビー蹴球部
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