檜原村

東京都の西の果て、檜原村へ行ってきました。色とりどりの緑が実に美しかった。水が好きな僕にとって、小川に沿って歩いて、滝まで見られたことも楽しいことでした。素敵な場所でした。

すすんで黴菌に感染し高い熱を出すようなこと

音楽を手軽に聴くことを評価する向きもあるが、要するに手軽な音楽を聴いているだけのことだ。ボタン一つで、無菌室から流れ出る音を、衛生的な聴覚で聞く……。それも結構だが、音楽を聴くという行為は、むしろすすんで黴菌に感染して高い熱を出すようなことだと、私は信じている。

『美しさの基準』原尞

原尞さんのエッセイからの一節です。この文の「音楽」を「いけばな」に置き換えると僕にとってはとてもしっくりきます。

驚愕

僕は時々読んだことを忘れて同じ本をもう一度手に取ることがあります。大抵は途中でなんとなく読んだことがあることに気がつくのですが、時々読み終わるまでまったく気がつかないことがあります。今回も5年前に読んだらしい本を、そうとは全く知らずに新鮮に読みました。なぜそんなことがわかるかというと「ブクログ」というWEBサービスを利用して読んだ本を記録しているからです。読み終えて記録をしようとしたことろ、既に登録されていて、ああ昔読んだことがあったのかと判明した次第です。

実は過去にもこういうことは何度かあったのですが、その時はそう言われると一度読んだ気がするなあと、朧げながらも過去の記憶が蘇ったものです。ところが今回は記録には残っていても全く記憶に残っておらず、過去にそれを読んだことがあるとは俄かに信じられません。それくらい綺麗さっぱり中身を忘れているわけです。たかだか5年前に読んだ本を、それが読んだことがあるものなのかどうかの判別もできないくらい綺麗に忘れることができる僕の頭はどうなっているのかしらんと驚愕の念にかられます。

比叡山逍遥

比叡山

旧七夕会で1週間ほど京都へ滞在しました。

年に10回程度京都へ通っていますが、普段は家元と宿の往復でほとんど遠出をすることはありません。今回は花展最終日の昼間だけ時間が空いたので、前々から行ってみたかった比叡山へ行ってきました。

比叡山は当代お家元の専永宗匠が幼少期に修行をした山です。宗匠の足跡をたどり、少しでも自分の花の力になればという思いもありました。山頂まではケーブルカーとロープウェーを乗り継いでいき、そこから延暦寺まで30分ほどの道をのんびりと歩きました。色づいた紅葉が美しく、また荒々しくきっと立つ木々が恰好よかったです。宗匠の新風体の世界を感じさせるような景色で、ここが一つの原風景だったのだろうなと想像しました。美しい眺めを堪能できて満足です。

比叡山

比叡山

比叡山

比叡山
比叡山