早明戦

早稲田 16-14 明治

肝を冷やしました。メンバー表に村田選手、田邊選手の名前がない時点で嫌な予感がしましたが、さらに有田選手が負傷交代、中田選手、山中選手もいなくなり(これは戦術的な交代かもしれませんが)、そんな中でもなんとか勝ててよかったという風です。有田選手が早々と退場した後、HOの控えがいなかったのか、なんと7番の山下選手がラインアウトのスローワーを勤めているのを見たときは眩暈がしましたが、最初の数回は案の定ミスやターンオーバーの連続でしたが、次第に安定してきたのにはほっとしたのと、山下選手の万能ぶりに感嘆しました。とにかくなんとか勝ちを拾ったという感じで、昨年に引き続き早明戦としてはよかったのかも知れませんが、早稲田贔屓の目からみると随分神経に障る試合でした。早慶戦と同じくあっけなくリードされましたが、我慢強くペナルティゴールを重ね、ここぞというときはしっかりトライを取りきったのは成長の跡です。BKへの展開はかなりいい調子になってきたので、あと一工夫すれば脅威になるのではないでしょうか。後はFWが最初からもっと激しくいくことでしょうか。やや馬力が入るのが遅い気がします。

明治は今年も成績を見る限りでは迷走しているように見えますし、慶明戦を見た感じでもちぐはぐな印象でしたが、昨年と同じく豹変しました。これを最初からできるといいのですが。昨日の帝京の後半の戦い方がお手本になるのではないかと思います。今年は選手権には出場できるようですから、この試合を機に見違えることを期待しています。

これで対抗戦は終わりました。いよいよ選手権です。慶応、帝京、明治に加え、関東、東海、法政など難敵が待ち構えています。厳しい道のりですが、臆することなく精一杯戦い、今年も「荒ぶる」を国立に響かせましょう。

早稲田大学ラグビー蹴球部
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