明慶戦

明治19-24慶應

慶應贔屓の方からは慶明戦だとお叱りを受けそうですが、そして僕も実は慶應は結構好きなチームなのですが、それでもラグビーにおいては早稲田の好敵手はあくまで明治であってほしいとの願いも込めての表題です。

明治の凋落が叫ばれて久しい昨今、今期は日体大、筑波に連敗しいよいよ明治の威信も地に堕ちたかと思われましたが、やはり明治は弱くはありませんでした。そしてそれゆえに残念です。個の能力では慶應よりも上回っている点も多々見らるのに、勝利の雰囲気は感じられませんでした。今日はTV観戦で、解説の藤島氏もしきりに指摘していましたが、明治が重戦車FWに拘るのであれば、まずは敵陣へ入ることが必須なのではないのでしょうか。自陣深いところで執拗に密集サイドを突く姿には首を傾げざるを得ません。「前へ」の精神が曲解されているように感じます。もっと強いチームになれると思うからこそ苦言を呈したくもなるのです。

明治は3敗目でいよいよ苦境に立たされました。次の帝京に勝たなければ大学選手権出場がほぼ絶望的となります。早稲田にとっても明治が帝京を倒してくれない限りは対抗戦優勝の芽はほぼなくなります。これで明治と早稲田とは完全に共犯関係です。今こそ目を覚ませ明治、まずは帝京を撃破し、強い明治となって早明戦を迎えよう。