名人の水仙をまねる

古典立花
水仙、金盞花、著莪、パンジー
古典立花
水仙、金盞花、著莪、パンジー

池坊の歴史の中で「専好」の名を持つ宗匠が3名いらっしゃいます。その中でも二代専好宗匠は史上屈指の名人として有名です。

この作品はその二代専好宗匠の作品を模したものです。時代を経るごとに葉数を多く使うようになりますが、この頃は少ない葉数でまとめてあります。数が少ないということは、空間が大きくなり間延びする危険性があるということです。そこが難しいです。葉一枚一枚がゆったりと伸びているように感じられるといいのですが。

絵図には寛永六年閏二月六日と日付があります。西暦に直すと1629年3月30日にあたります。今の感覚だと3月の終わりに水仙があるなんて信じられませんが、当時は今よりも寒かったのでしょうか。あるいは北国から取り寄せたのでしょうか。他にもこの時代は3月に立てらた水仙の絵図がいくつかあります。ちょっと驚きですね。