逆勝手の水仙

生花正風体
水仙
生花正風体
水仙

生花(しょうか)という様式には本勝手と逆勝手という2通りの向きがあります。これは逆勝手です。

水仙は葉が右回りに捻じれます。そのため一般的には本勝手の方が似合うと言われています。けれども僕はこの逆勝手も好きです。

専門的な話をすると、本勝手の場合は後ろの株は右回りに展開するため、素直に扱えますが前の株は左回りに展開するため葉を逆向きに動かさないといけません。逆勝手の場合はその逆で後ろの株の葉を逆向きに動かすことになるのです。実際にいけたことがある人でないとちんぷんかんぷんだと思いますが。つまり、本勝手逆勝手とも一長一短あってどちらがいけやすいということはないのです。ただ、高く使う後ろの株が素直に扱ってある本勝手の方が水仙らしい姿になるため、一般には本勝手の方が似合うとされているわけです。