大住院以信さんの水仙

古典立花
水仙、ヒペリカム、著莪
古典立花
水仙、ヒペリカム、著莪

江戸時代に大住院以信という人がいました。池坊の高弟で相当の実力者でしたが、最終的に異端とされ破門されてしまいます。当時の正統的な池坊の花に比べると派手で動きが大胆な作風です。とても人気があったようで、一流を立てるほどの勢いだったとも言われています。主流派がそこに脅威を感じたということも破門になった一因だと思います。

この作品はその大住院さんの作品絵図を参考に立てたものです。一般的な水仙一色と比べると色々と変わったところがありますが、専門的な話はおいておきましょう。水仙の線が勢いよく暴れており格好いいと思いませんか。躍動感があって僕は大好きです。

池坊から破門されてしまった大住院さんですが、400年後の僕らは平気で大住院さんの作品から学んでいます。破門した人間の作風を学ぶなんて許さんとなりそうなものですが、その辺のいい加減なところが池坊の良さだと思います。