ラグビーワールドカップ2011 – 準々決勝

いよいよ決勝トーナメントがはじまりました。2日間にわたり4試合観戦しました。

ここまでくると実力が拮抗しており、大番狂わせとまでは言えないのですが、予選プール2位通過のチームが3チーム勝ち抜け。意外な結果と言えるでしょう。

僕が特に面白く感じたのはウェールズとアイルランドの試合です。どちらも様式美とでも言いますか、自分たちの型を持っています。チームが一つの意思を持っているようです。両チームともタックルにバシッと入るのも好きです。話は少しそれますが、なんとなく日本代表が手本にすべきはこの2チームのような気がしました。(例えばオールブラックスを日本代表が真似したとしてどうなるでしょうか?)

前回大会の決勝を戦った南アフリカ、イングランドは共にベスト8で敗退です。個人的にジョニーウィルキンソンが好きなので、おそらく最後のワールドカップがここでもう終わってしまったのは少し残念です。

オールブラックスは、流石に予選プールのように圧勝とはいきませんが、やはり強いですね。最初から無理にトライを取りにはいかずにPGで着実に点数を積み上げ、かつ攻撃の手は緩めずに徐々に相手にダメージを与え、最後は一気に仕留める。盤石の試合運びでした。

ただし、ダン・カーターに続いてスレイドも怪我で失い、FBのムリアイナも駄目だそうで、主力が次々と怪我で離脱しています。キャプテンのマコウも怪我を抱えながらの出場で、このあたりが後2試合不安材料ですね。

ちなみに、2人のSOの怪我でお鉢が回ってきたクルーデン選手は2年前に日本で開催されたU20世界ラグビー選手権で主将としてチームを牽引し優勝しています。もちろん抜群に上手く目を引く選手でしたが、当時は線が細く(今でも十分小柄ですが)、こういう選手はオールブラックスまで行けるのかなあと思っていましたが、ちゃんと昇ってきましたね。知っている選手が活躍するのは嬉しいです。

とりとめもなく書きましたが、総じてとても面白かったです。ベスト4も楽しみな組み合わせとなりました。