古典立花 水仙、金盞花、著莪

水仙一色(立花之次第九拾三瓶有79図)

古典立花 水仙、金盞花、著莪

古典立花
水仙、金盞花、著莪

またまた『立花之次第九拾三瓶有』の中の水仙一色を勉強しました。今日は79図です。

昨日立てた25図と基本的な骨組みはほぼ同じです。丈が少し低いのと、下段には数が多くなった事で、25図ほど間延びした感じはありません。その前に立てた26図との中間という感じでしょうか。ゆったりとした間が気持ちがいいです。

この79図は色々と書き込みがあって参考になります。例えば請又は流しと考えられる向かって右に大きく伸びた2枚の葉は「ハ二枚ウシロスミ」と書き込んである事から斜め後ろに出ている事がわかります。

絵図や写真では前後がよくわからないことが多いです。そこを自分の感覚で読み解いて行く楽しさもありますが、勉強という意味ではこういう書き込みは大変助かります。

この二代専好宗匠の作品図は、後代の絵図が絵それ自体が鑑賞に堪えうる作品として描かれた(専門の絵師に描かせ、作品集として出版されているものもあります)のに対して、どちらかというとお手本として記録された側面が強いと言われています。当時の立花に夢中になっていた方々も、今の僕らと全く同じようにこの絵図を参考にしながら花を立てていたと思うとなんだか面白いですね。