ヤマハ発動機ジュビロ 12 – 30 パナソニックワイルドナイツ
パナソニックは本当に強いですね。鉄壁の守備でした。TVの解説を聞いてなるほどと思ったのですが、ブレイクダウンに無理に人数を割かずに守備網を整えることを優先していました。その結果、本当に青い壁が立ちはだかっているようで、どこを攻めても穴が無いという風でした。これも個々の力が優れていて、ブレイクダウンにしろ1対1のディフェンスにしろ、個人がその職責を全うできることが前提にあってこそ完遂できる作戦ですね。
ラインアウトで競ってすらこなかったのにはびっくりです。よく自陣ゴール前ではモールに備えて競らないということはありますが、どの地域でも徹底していたのには驚きました。これには清宮監督も面食らったのではないでしょうか。地力のあるチームが相手を研究してこういう極端なことをやってくることに、それは強いわけだと感心しますね。
ヤマハはまさに攻めさせられているという感じで、成すすべなしといった感じでした。うーん、残念。
山田選手には脱帽です。また一段と腕を上げたのではないでしょうか。速さ、ステップの切れ、ともに冴えわたっています。一人で敵の守備網を切り裂いて最後までもって行く、まさに一級品のWTBです。スーパーラグビーでどれだけできるか、そして今年のW杯と楽しみですね。
なんだかヤマハの応援をしていたのにパナソニックのことばかり書いてしまいました。それだけ素晴らしかったということですね。
試合記録(トップリーグ公式サイト)
http://www.top-league.jp/game/2014/score10222.html